Friday, November 19, 2010

先生になりたい!





11月19日 パキスタン2週間目 19th Nov. Day 14 in Pakistan (English to be followed after Japanese)

私がパキスタンに今いて何をしているかをざっと説明。

今年7月下旬の大豪雨に伴った洪水からの復興支援の為、世界各地から国際協力機関やNGOがパキスタンに駆けつけているのはみなさんも知っていると思う。 私が働く認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK) http://www.knk.or.jp/act/PAK/top.html は日本の外務省の 援助を受けて2005年に起きた大地震の被災地支援の為に既にパキスタンのローカルNGOと連帯して教育・人道支援を行っていた。そんな中夏の洪水被害を があり今度はJPF(ジャパンプラットフォ−ム)の援助を受けて9月から10月末の水害支援事業第1で44軒の仮設テントと学用品の配給を実施し、11月から始まった 水害支援事業第2では20軒の仮設校舎を建てる事業計画を遂行中だ。私はこの事業第2の現地派遣コーディネーターとして東京の本部とパキスタンの活動地を繋ぐ役割をしている。東京の事務局と連絡を取りながら現地視察や活動状況の進み具合の確認、会計、報告書作成また他団体の教育支援関連でのミーティングの参加など随時パキスタンの 教育に関係する事なら多方面から情報収集するというのが私の役目。他分野に渡っての知識もつくし色々な意味での経験が積めて、且つやりがいもすごくある仕事に就けて本当にうれしいと思う。色々な不便もあるしストレスを感じたりする事もあるけど学校視察した時の子ど もたちの笑顔を見て来てよかった、とすごく思った。

活動地はコヒスタン郡の中に点在していて車ですぐ近くまで行ける所もあれば、8時間以上も歩かないとならない場所もある(まだそこは行ってないけど)。コヒスタン郡はK2で知られるカラコラム山脈とアフガニスタンとの国境近くのヒンドゥークシュ山脈との間に位置する山岳地帯。今回の訪問地は徒歩で2時間弱の所だという。ホテルのあるビシャムから洪水時の土砂崩れで一時通行不可能になっていたカラコラムハイウェイという道路を30分進み、オフロードに入ってまた30分ほど入るともう車は入れない谷に出る。そこから一時間ほど降りていくと今建設中の学校の一つ、パロラ公立小学校がある。天気もよく、壮大な山を見上げながらの下山はとても気持ちがいい。青空と緑の山とのコントラストがすごくいい。道々柿がところどころになっていて日本の田舎の風景を思い出した。とても札幌が恋しくなった。

子どもたちはまだ屋根のない青空教室での授業を受けていた。11月下旬になると急激な気温の低下で青空教室は一時中断しなくてはならない。 現地スタッフも一刻も早く仕上げようと子どもたちの為に必死だ。シャイな子どもたちも思いがけない来客に最初はびっくりしていたが元気よく教科書の朗読な どしていた。カメラを向けると恥ずかしそうに笑ってなんともかわいかった。そんな人見知りな子達でも学校が終わった途端帰宅途中の私達を追い越して山を駆 け上がり高い所からぴーぴーと口笛を吹いて私達の気を惹こうとしてなんとも嬉しくなった。カメラを向けるとまたさらに喜んでいた。子どもは無邪気でいれれ ばそれでいい。

次の日水害支援事業1で完成した仮設テントにも足を運んだ。もう授業も始まっており、生徒の出席数も洪水前とほとんど同じ位まで戻っていた。44校のうちの女子学校でこの学校は比較的道路から近く、資材などを運び易いという事で、今回に事業2で仮設校舎を建て、その後今使っている仮設テントはもっと遠くで学 校を必要としている地域への移動が決まっている。テントの女子学生達は学校が出来た事をとても喜んでくれていて、先生も生徒達はほとんど全員毎日皆勤だといって出席簿を誇らしげに見せてくれた。コヒスタン郡はパキスタンの中でも相当貧しい地域に該当する。。識字率は29%と低いが、特に女性は6%と最悪の割合。ハイバルパフトゥーンハ州一体で女子の教育にはあまり力が入れられていない。そんな中、この学校の生徒に将来の夢を聞くと「先生になりたい」という声が多かった。なんだか希望が見えた気がした!

子どもたちの為に自分に何ができるのか、本当にそんな事わからない。でも何もしないでいるよりちょっとでも何かできる位置にいたいと思う。今のこの仕事がその第一歩になったらいいな、と思う。

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